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ABOUT日本自動車会議所とは

ご挨拶

会長 内山田 竹志

会長 内山田 竹志

日本自動車会議所は、わが国の自動車産業と社会の復興を目的に、終戦直後の1946年(昭和21年)6月14日に設立されました。その後、モータリゼーションの進展に伴い、自動車関連分野の総合団体として「クルマ社会の健全な発展」や「日本経済、自動車産業、国民生活への貢献」を使命として活動を続け、創立75周年の節目の年を迎えることができました。

自動車産業は、資材調達・製造をはじめ販売・整備・運輸・サービスなど広範な分野がかかわる総合産業であり、わが国の全就業人口の約1割(550万人)、全製造業製造品出荷額では約2割(62兆円)を占めるなど日本経済を支える重要な基幹産業です。

当会議所は、こうした自動車産業に携わる幅広い団体・企業が加入する総合団体です。自動車や部品メーカーなどの「生産分野」、ディーラーや整備事業者などの「販売・整備分野」、トラック、バス、ハイヤー・タクシーなどの「運輸・交通分野」、自動車リースやレンタカー、損害保険、石油、リサイクルなどの多様な「自動車関連分野」、そして全国21都府県の「全国の自動車会議所」から構成され、会員数は165(2021年5月26日現在)に上ります。

事業活動は多岐にわたります。税制や交通安全をはじめとした自動車業界全体にかかわる重要なテーマについて、政府・与党・関係自治体などへ政策要望や提言活動を行っているほか、自動車ユーザー・一般市民へ啓発活動を展開するなど、会員の皆さまと連携しながらさまざま課題に取り組んでいます。また、講演会(会員研修会)や視察会を定期的に開催するなど会員サービスの充実に努めています。クルマファン・バイクファンを育み拡大する活動にも力を入れており、ホームページやSNSでイベントをはじめクルマに関するあらゆる情報を幅広く一般に向けて発信しています。

さらに、2004年3月に、自動車に関連する情報の受発信拠点として、自動車業界の念願だった「日本自動車会館」が開設されましたが、当会議所は入館14法人で組織する「日本自動車会館運営委員会」の事務局として、関係団体・企業の連携や結束、会館の機能強化に努め、開設理念の具現化に向けた諸活動を推進しています。

「令和」の時代を迎えた今、自動車産業は「100年に一度の大変革期」の真っ只中にあります。電動化や自動運転、CASE、MaaSといったテーマと向き合っていますが、私どもの使命である「クルマ社会の健全な発展」に向け、SDGsや2050年カーボンニュートラルの実現にもチャレンジしていかなければなりません。

クルマは国民生活や経済にとって欠くことのできない交通・物流インフラであるだけでなく、“生活の足”そのものです。東日本大震災や熊本地震など大きな災害を経験して以来、“ライフライン”としての重要性も高まってきており、国民の命を支える役割も担っています。

私どもはこうした情勢変化に的確に対応しながら、会員の皆さまとともに、これからも「クルマ社会の健全な発展」に向けて尽力してまいります。

日本自動車会議所は、会員の皆さまをはじめ関係者の方々のお力添えをいただき、75年の長きにわたる年月を歩んでまいりました。総合団体である当会議所は、自動車産業で共に働く550万人の皆さまに支えられていると言うこともできます。今後も、当会議所の歴史を刻んでこられた諸先輩方の実績を、これからの活動につなげてまいる所存ですので、引き続き皆さまの倍旧のご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。