2023年12月11日
第296回 会員研修会「サーキュラーエコノミーへの招待~新しい資本主義経済の形~」開催
日本自動車会議所は11月29日、東京都港区の日本自動車会館で「第296回 会員研修会」を開催しました。リモートも併用し、全国自動車会議所など各地から計約80名に参加いただきました。
今回は「サーキュラーエコノミー(循環経済)への招待~新しい資本主義経済の形~」をテーマに、講師には東海大学副学長で、公益財団法人自動車リサイクル促進センター理事長の細田衛士氏をお迎えしました。
サーキュラーエコノミーは廃プラスチック、食品ロス、地球温暖化など多くの問題が相互に絡み合い、資源制約と環境制約が強まる時代において、資源の高度な循環利用を促す経済を指します。
講演では、自動車リサイクルなど先進事例を紹介しつつ、「国内外でサーキュラーエコノミーの実現は不可欠」と説明。その実現のためには「同業種、異業種がそれぞれ水平的に、垂直的につながることが重要」と日本でも産官学さまざまな主体が連携するパートナーシップを積極的に進めるべきだと強調しました。
サーキュラーエコノミーを構築するには、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)は前提条件とも指摘。日本では2030年までに温室効果ガスを13年比46%削減する中間目標を掲げており、「大変厳しいものの、この条件の下で50年にカーボンニュートラルを目指さなければならない」と主張しました。
そのためには、「国、自治体、企業、NGOなどが連携協力・協働して、知識と知恵をつむぎ合わせることがどうしても必要になる」とし、カーボンニュートラルに取り組む中で、サーキュラーエコノミーのロードマップを作成・実行する必要性を訴えました。
日 時 | 2022年11月29日 15:00~16:30 |
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カテゴリー | 会員研修会,社会貢献 |
場 所 | 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30) |
テーマ | サーキュラーエコノミーへの招待~新しい資本主義経済の形~ |
主催者 | 日本自動車会議所 |
講 師 | 東海大学副学長 公益財団法人自動車リサイクル促進センター理事長 細田衛士氏 |
対象者 | 一般,自動車業界 |