2023年4月25日
第290回 会員研修会「モビリティ リ・デザインとイノベーションによる新たな価値創造」開催
日本自動車会議所は4月18日、東京都港区の日本自動車会館で「第290回 会員研修会」を開催しました。リモート配信も併用し、全国から約60名に参加いただきました。
今回は「モビリティ リ・デザインとイノベーションによる新たな価値創造」をテーマに、講師にはKPMGモビリティ研究所(東京)の所長・小見門恵氏、倉田剛氏のお2人をお迎えしました。
同研究所は、当会議所主催「第2回クルマ・社会・パートナーシップ大賞」(CSP大賞)で、地域におけるMaaSの取り組みで、十勝バス(北海道帯広市)とともに共同応募事業者として大賞を受賞されています。
講演では、最初に小見門所長が研究所について紹介した後、「地方の交通弱者救済などモビリティを中心とした社会課題解決のため、新たなエコシステムをつくることが重要」と強調。その成功事例として、CSP大賞受賞プロジェクトを説明していただきました。
次いで倉田氏が2050年カーボンニュートラルの実現に向けて「自動車産業などでイノベーションの創出が不可欠」と提言。日本社会で求められている意識調査にも触れ、「都市部では歩行者に優しい街づくりへの要望が高く、地方部ではモビリティへの改善要望が高い」などと指摘しました。
その上で、モビリティ・イノベーションのカギとして「自動運転」を取り上げ、「日本の技術は世界の先端を走りながらも、社会実装・事業化では世界に後れを取っている」として、今後さらなる官民連携の実証が進むことに期待を募らせていました。
日 時 | 2023年4月18日 10:30~12:00 |
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カテゴリー | 会員研修会 |
場 所 | 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30) |
テーマ | モビリティ リ・デザインとイノベーションによる新たな価値創造 |
主催者 | 日本自動車会議所 |
講 師 | KPMGモビリティ研究所 所長 小見門恵氏 倉田剛氏 |
対象者 | 一般,自動車業界 |