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会員研修会

2023年2月01日

第288回 会員研修会「自動車産業の展望~カーボンニュートラルに向けたCASEの変革と2023年の業界動向~」開催

日本自動車会議所は1月24日、東京都港区の日本自動車会館で「第288回 会員研修会」を開催しました。会場では新型コロナウイルス感染対策を引き続き実施、リモートも併用し、計約80人に参加いただきました。

今回は「自動車産業の展望~カーボンニュートラルに向けたCASEの変革と2023年の業界動向~」をテーマに、講師にはナカニシ自動車産業リサーチ代表で、自動車アナリストの中西孝樹氏をお迎えしました。

講演では、グローバル新車市場について、2022年はロシアのウクライナ侵攻や半導体不足の長期化などに伴うサプライチェーン寸断の影響を受けたものの、「年末にかけて米国、日本、インドは回復基調が顕著だった」と指摘しました。

23年は前年比3%増の8305万台と予想しており、「景気後退が見通されるにもかかわらず、新車販売が回復するパラドックスが演じられる」などとの見方を示しました。

将来的な30年の国別勢力も予測し、「中国、インドの新興メーカーの台頭が見込まれ、米国や日本の衰退が懸念される」と分析していました。

また、次世代ビジネスモデルである「CASE」(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)や「MaaS」(サービスとしての移動)がモビリティ産業に構造変化を及ぼすとして、「30年以降、自動運転社会の幕開けが訪れる」と強調されました。

このほか、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダなど日本メーカーが進める電気自動車戦略などに関しても解説いただきました。

日 時 2023年1月24日 15:00~16:30
カテゴリー 会員研修会
場 所 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30)
テーマ 自動車産業の展望~カーボンニュートラルに向けたCASEの変革と2023年の業界動向~
主催者

日本自動車会議所

講 師 株式会社 ナカニシ自動車産業リサーチ 代表 中西孝樹氏
対象者 一般,自動車業界