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会員研修会

2022年11月09日

第286回 会員研修会「高齢者の運転戦略としての『安全ゆとり運転』」開催

日本自動車会議所は10月31日、東京都港区の日本自動車会館で「第286回 会員研修会」を開催しました。会場では新型コロナウイルス感染対策を引き続き実施、リモート配信も併用し、全国から約60名に参加いただきました。

今回は「高齢者の運転戦略としての『安全ゆとり運転』」をテーマに、交通心理学が専門の実践女子大学教授の松浦常夫氏を講師にお迎えしました。

講演では「運転技能の低下を意識した高齢ドライバーが、以前よりゆとりを持った運転をすることで、安全運転を続けられる」とした「安全ゆとり運転」(補償運転)を提言。免許返納をしなくて済むなど運転寿命が延びる効用もあると説明されました。

具体的には➀夜間走行、長距離走行等を控える「運転の制限」、➁先進安全技術を備えた「サポカー」に乗るなどする「運転前の準備」、➂スピードやマナー等を守る「運転時の安全志向」-を挙げました。

その上で、事故統計や走行実験、面接調査のデータを交え、高齢ドライバーは「夜間や雨天など、運転を避けることができる危険な環境下では事故が少ない」と指摘。ただし、車間距離など危険性が自覚できない高齢者については「ゆとり運転ができず、(自動車教習所などで)指導の必要性があるだろう」などと強調していました。

日 時 2022年10月31日 15:00~16:30
カテゴリー 会員研修会
場 所 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30)
テーマ 高齢者の運転戦略としての「安全ゆとり運転」
主催者

日本自動車会議所

講 師 実践女子大学教授 松浦常夫氏
対象者 一般,自動車業界