2021年9月09日
第275回 会員研修会 「人と、クルマと、安全と~コロナ禍の交通社会を考える~」開催
日本自動車会議所は2日、東京都港区の日本自動車会館で「第275回 会員研修会」を開催しました。新型コロナウイルス感染対策として、会場ではソーシャルディスタンスなどを実施。リモートも併用し、計約60人に参加いただきました。
今回は「人と、クルマと、安全と~コロナ禍の交通社会を考える~」をテーマに、講師には一般社団法人「日本交通科学学会」理事で、「自動車安全運転センター中央研修所」講師も務める吉村俊哉氏をお迎えしました。

講演では、あおり運転の厳罰化をはじめとした改正道路交通法などに触れ、「交通安全には教育、技術、環境、規制の施行が重要」と強調。特にあおり運転は6月末までの1年間に全国で計100件が摘発されており、ドライバーのあるべき姿として「心理学的に考えれば、自己を客観的に見る能力の醸成が必要」と指摘しました。
最近も目立つ飲酒運転による事故に関しては「死亡事故の全体数は年々減っているが、お酒絡みは一定数を占めている」と懸念を示しました。その上で「飲んですぐ酔う訳ではなく、残留アルコール運転の防止にも目を向けなければならない」などと訴え、さまざまな視点から安全な交通社会づくりに取り組む提言をいただきました。
日 時 | 2021年9月2日 15:00~16:30 |
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カテゴリー | 会員研修会 |
場 所 | 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30) |
テーマ | 「人と、クルマと、安全と~コロナ禍の交通社会を考える~」 |
主催者 | 日本自動車会議所 |
講 師 | 一般社団法人「日本交通科学学会」理事 吉村俊哉氏 |
対象者 | 自動車業界 |