2021年1月28日
第270回会員研修会「『自動化』とドライバーに求められる協調運転」開催
日本自動車会議所は27日、東京都港区の日本自動車会館で「第270回 会員研修会」を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大を受け、会場ではソーシャルディスタンスなど予防策を徹底して実施。今回もトライアルとして、全国自動車会議所など一部会員向けにリモートでも行い、計約30人に参加いただきました。
テーマは「『自動化』とドライバーに求められる協調運転」で、講師には自動運転技術に詳しい交通コメンテーターの西村直人氏をお迎えしました。
国内では2020年度中に、高速道路渋滞時など一定の条件下で、システムがドライバーに代わって運転操作を行う「レベル3」搭載車が発売される予定です。
西村氏は自動運転について「ハンドルから手を放すことが目的ではない」と指摘。レベル3実装車の技術的な特徴を説明しつつ、将来の完全自動運転化(レベル5)に向けて自動運転技術をドライバーが使いこなせる社会的ルールづくりも重要と強調しました。
さらにドライバーには自動化システムと「協調」する運転操作が大切で、「自動運転技術に過信を抱くことなく、正しく普及させる必要がある」と訴えました。
乗用車だけではなく、トラック・バスや二輪車用に実用化されている先進安全技術「衝突被害軽減ブレーキ」にも触れ、自身が運転した多数の動画を交え、実例を挙げて分かりやすく説明いただきました。
日 時 | 2021年1月27日 |
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カテゴリー | 会員研修会 |
場 所 | 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1-1-30) |
テーマ | 「自動化」とドライバーに求められる協調運転 |
主催者 | 日本自動車会議所 |
講 師 | 交通コメンテーター 西村直人氏 |
対象者 | 一般,自動車業界 |