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自動車会議所ニュース

2023年6月19日

日本自動車会議所が第89回定時総会を開催

「2022年度事業実績・2023年度事業計画」など3議案が承認される

4年ぶりに開催された総会懇親会に約350名が出席

 

日本自動車会議所は6月16日、東京・千代田区の経団連会館で第89回定時総会を開催し、「2022年度事業実績・2023年度事業計画」、「2022年度決算・2023年度予算」、「理事選任」の3議案が審議され、いずれも原案通り承認されました。今回は改選期ではありませんが、代表者変更に伴い、日本自動車輸入組合理事長の上野金太郎氏が理事に就任しました。

第89回定時総会

総会後には定時総会懇親会が開催され、国会議員約160名(代理出席を含む)をはじめ、会員、関係団体・企業、関係省庁、メディアなどから約350名の皆さまにご出席いただきました。コロナ前と同様に総会懇親会が開催されるのは4年ぶりのこと。

懇親会では、まず内山田会長が挨拶に立ち、「これまで以上に自動車業界の結束が求められている今こそ、当会議所は自動車関係の総合団体として、引き続き着実にその役割を果たしてまいる所存です」と力強く抱負を述べました。また、当会議所の最重点課題の一つである税制に言及し、「自動車の購入から保有、そして使用、このプロセスで極めて過重で複雑な税が自動車には課せられており、これは世界的に見ても非常に重いユーザー負担となっております」との認識を示し、カーボンニュートラル実現を契機に、自動車関係諸税を抜本的に見直し、ユーザー負担軽減を図るべきと訴えました。

2023年度定時総会懇親会

この後、来賓の西村康稔経済産業大臣、西田昭二国土交通大臣政務官に続き、細田博之衆議院議長、高市早苗経済安全保障担当大臣、松本剛明総務大臣、加藤勝信厚生労働大臣、後藤茂之経済再生担当大臣が挨拶。続いて、金子直幹副会長(日本自動車販売協会連合会会長)と竹林武一副会長(日本自動車整備振興会連合会会長)が登壇し、金子副会長の乾杯の発声で懇親会が始まり、出席者による懇談・懇親の輪が広がりました。

当会議所では、事業計画において重点項目(分野)を「業界結束強化」「税制」「交通安全」「保険」「クルマ・バイク好き拡大」とし、関係業界の支持・支援の下、▽表彰制度「クルマ・社会・パートナーシップ大賞(CSP大賞)、ジャパンモビリティショー2023の盛り上げ、▽過重で複雑な自動車関係諸税の抜本見直し、▽体験型交通安全イベント「交通安全。アクション」、▽自賠責積立金約5,900億円の早期全額返済に向けた理解活動、▽ホームページ・SNSを活用した、クルマ・バイク・イベント情報などの提供充実――をはじめ諸活動を展開することにしています。特に、2050年カーボンニュートラル実現に向け、経団連モビリティ委員会や自民党自動車議連等との連携を取りながら、重点的に動向をフォローしていきます。

◇内山田竹志会長 2023年度定時総会懇親会ご挨拶