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2019年8月31日

JR貨物、トラック運転手向けスマホアプリを導入 駅構内の荷役作業円滑に

JR貨物は、トラックドライバー向けのスマートフォンアプリ(名称未定)を導入すると発表した。貨物駅構内におけるトラック荷役作業の円滑化と安全性の向上、構内に出入りする利用運送事業者のトラックドライバーの作業利便性の向上などを図る。

同アプリは貨物駅へのコンテナ持ち込み・持ち出し時間の事前予約に対応するほか、リアルタイムでのコンテナの位置、貨物列車の遅延情報などを常時提供する。貨物列車やコンテナの位置などが確認できるほか、効率的なコンテナ荷役などにも対応する。

これにより、トラックドライバーは駅外でも列車の運行状況などを確認できるようになり、輸送サービスの向上につながる。また、駅構内のコンテナを探索する機能に加え、フォークリフトオペレーターとトラックドライバーがシステムを介して意思疎通できる機能も導入することで、ドライバーが駅構内で降車する機会を削減し、安全性も向上させる。また、駅での作業番線や入線時刻変更などの情報も提供し、ドライバーが降車せずに各種情報を確認できるようにする。

今後は、2020年度下期から数駅で順次試用を開始する予定。当初は「コンテナ持出・持込時間の予約」「列車遅延情報」「コンテナ位置情報」「駅情報の提供」の機能を先行リリースする。その後、機能の改修や追加を行いながら21年度の本格稼働を目指す。

日刊自動車新聞8月26日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本貨物鉄道(株)

対象者 自動車業界
リンクサイト

JR貨物ニュースリリース

https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/e8be0bc18b43dc61b0da6acf21971739.pdf