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2019年8月26日

京急とスタートアップ、オンデマンド型シャトルで実証実験

京浜急行電鉄は21日、モビリティスタートアップ企業のNearMe(髙原幸一郎社長、東京都千代田区)や、サムライインキュベート(榊原健太郎代表、東京都港区)と1週間の期間限定でオンデマンド型シャトル輸送サービスの実証実験を開始した。NearMeが開発する配車AI(人工知能)を活用し、都内の京急イーエックスインホテル4館に宿泊する国内外の観光客やビジネスマンらを対象に、港区など都内4区の任意スポットや羽田空港へのモビリティサービス「スマートシャトル」を実施する。

実証実験は、京急が2017年から実施しているスタートアップ企業と事業共創を目指す「京急アクセラレータープログラム」の第2期として取り組む。京急は18年11月からサムライインキュベートと取り組み、今回は第2期で採択企業となったNearMeの配車AIを活用したスマートシャトルを実施する。

スマートシャトルは最大9人乗りの相乗りシャトルを、複数利用者からのリクエストに基づき、最適なルートで運行する。利用者は都内の京急イーエックスインホテルから乗車し、港区や千代田区、中央区、台東区内の任意の地点や羽田空港(第1・第2・国際線ターミナル)を降車地として運行する。利用者は専用ウェブサイトで申し込み、アンケート協力などを条件に27日まで無料体験できる。

京急などでは実証実験を通じて、多様化する移動ニーズや運転者不足などに対応する効率的で持続可能な輸送サービスの創出を検証し、京急沿線を中心に地域の課題に応じたモビリティサービスの創出を目指す。

日刊自動車新聞8月22日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界