会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2019年8月27日

JDパワー国内新車購入者の満足度調査、残価設定ローン利用者が高スコア

JDパワージャパン(山本浩二社長、東京都港区)は22日、国内ユーザーの新車購入時の販売店対応に関する満足度を車両ブランド別に比較した「2019年自動車セールス満足度調査」の結果を発表した。
「ラグジュアリー(高級)ブランド」ではアウディが同調査初の総合1位、「量販ブランド」では、フォルクスワーゲン(VW)が国産勢を上回り3年連続で1位を獲得した。また、残価設定ローンや任意保険を契約した購入者ほど満足度が高まり、カーライフ関連サービスの充実をディーラーに求めている傾向が浮かび上がった。
同調査は、新車購入後2~12カ月経過した国産もしくは輸入車ブランドの乗用車保有者を対象に毎年実施。18回目の今回は、昨年4月から今年3月までの新車購入者7213人に「セール担当者」「契約・価格」「店舗施設」「納車」の4項目の満足度をインターネットで聴取し、その合計スコアで総合順位を決めた。満点は1千㌽。
高級車は5ブランド、量販車は10ブランドを対象に調べた。アウディは3項目、VWは全項目でセグメント中の最高評価を獲得し、それぞれの部門首位になった。
また、全般的に購入者の支払い方法を分析すると、ローン・リースの利用者は前回調査比1㌽増の31%で横ばいだったが、その中で残価設定ローン利用者は同5㌽増え67%に拡大。残価設定ローン利用者の満足度は、通常型ローンを15㌽上回り704㌽になった。
また、任意保険の見直しを提案されて契約したユーザーの満足度は、提案を受けなかった人に対し59㌽高い707㌽に上昇した。
こうした傾向を受けて同社は「車の商品訴求だけではなく、支払方法や保険といったカーライフを取り巻く提案力が一層重要になってくる」と分析した。

日刊自動車新聞8月23日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

(株)JDパワージャパン

対象者 自動車業界