ホンダは、米国でアキュラブランドにスポーツグレード「タイプＳ」＝写真＝を導入し、今後２年以内に発売すると発表した。アキュラのタイプＳグレードは２００８年を最後に廃止していた。上級セダン「ＴＬＸ」の時期型など２車種に設定し、アキュラのブランド力向上につなげる。

タイプＳはスポーツ性能を高めた上級グレード。サーキットでの走行性能を追求するタイプＲと比べ、公道走行も意識したモデルに位置づけられる。過去には日本でも「インテグラ」や「Ｓ２０００」などに設定していた。

ホンダは、ＴＬＸタイプＳを示唆するコンセプトモデルを開発し、現地時間１５日に米カリフォルニア州で開催中の「モントレー・カーウィーク」で披露。コンセプトモデルでは、過去のタイプＳで使用したカラーをモチーフにした「ダブルアペックスブルーパール」を採用した。

日刊自動車新聞　８月１９日掲載