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2019年8月13日

乗用車7月市場、電動車比率35・1%

登録車と軽自動車を合わせた乗用車における電動車の7月の販売台数は、前年同月比9・1%増の13万3021台だった。乗用車に占める電動車比率は35・1%となり、3㌽上昇した。日産自動車と三菱自動車がハイブリッド車(HV)を設定した軽自動車を投入した効果で電動車比率が高まった。

電動車販売台数は、動力源にモーターを利用するHVとプラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)の合計。

日本自動車販売協会連合会(自販連)がまとめた登録乗用車の燃料別販売台数によると、電動車は7・5%増の10万2944台だった。乗用車に占める電動車の比率は39・9%と0・8㌽向上したが、7カ月ぶりに4割を切った。

電動車販売の96・4%を占めるHVはトヨタやホンダが台数を伸ばし7・9%増となった。HV比率がもっとも高かったのは日産で61・5%。PHVはトヨタと三菱自動車が2桁増と大幅に台数を伸ばした。EVは日産「リーフ」の新型車効果が一巡し減少した。

一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた軽乗用車におけるHV販売台数は、15・1%増の3万77台だった。軽HVはこれまで、スズキとスズキからOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けているマツダのみが取り扱ってきたが、日産と三菱自が3月に投入した新型「デイズ」と「eKワゴン/クロス」にリチウムイオンバッテリーを搭載したマイルドHVを新たに設定したことで台数が大幅に伸びた。HV販売台数で最も多いのはスズキの「スペーシア」で1万2688台だった。

日刊自動車新聞8月9日掲載

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日刊自動車新聞社まとめ

対象者 自動車業界
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日本自動車販売協会連合会ホームページ http://www.jada.or.jp/