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自動車産業インフォメーション

2019年8月10日

7月の輸入車市場

日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が6日発表した7月の外国メーカー車新車登録台数は、前年同月比2・6%増の2万2433台で3カ月ぶりのプラスに転じた。

1988年の統計開始以来、7月として5番目の水準という。供給が遅れていた一部モデルで配車が進んだほか、「クリーンディーゼルエンジン(DE)搭載車やSUVが販売を押し上げた」とJAIAは説明している。10月に控える消費税増税に向けた駆け込み需要については「現状ではみられない」との見解を示している。

人気が高まっているDE車はここ最近、各陣営が市場投入を急いでおり、7月時点で14ブランドが取り扱うまでに増えている。これに応じて、外国メーカー車の販売台数に占めるDE比率も今年に入って25%を上回ることも目立っており、7月も25・5%と高水準を記録した。

ブランド別ではメルセデス・ベンツが2015年3月以降、連続で首位を維持し、同10・4%増の5160台を販売した。6~7月にかけて納車を開始した「Aクラス」のDE車や「Bクラス」などの量販モデルが好調だった。また、7月として過去最高の販売台数を記録したブランドは、メルセデス・ベンツ、BMWミニ、ジープ、ポルシェ、フェラーリ、DS、ランボルギーニ、ベントレー、スカニアの9ブランドだった。

登録車市場全体に占める外国メーカー車の割合は7・5%。日本メーカー車の逆輸入車は同11・5%減の4450台で、輸入車総計では前年同月をわずか12台下回る2万6883台だった。

日刊自動車新聞8月7日掲載

開催日 2019年8月6日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車輸入組合

対象者 自動車業界