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2019年8月9日

18年度末東北6県保有台数、前年比微増の714万8506台

東北運輸局がこのほどまとめた、2018年度分(19年3月31日現在)の東北運輸局管内全体の保有車両数は、前年より1595台増加の714万8506台となった。このうち、登録車は前年度比0・2%減の393万6797台、軽自動車は同0・3%増の309万3683台と軽自動車が増加した。

県別では、軽自動車が秋田県を除く5県で前年より増加した一方、登録車は6県ともに減少している。保有ビジネスに直結するため、今後の保有車両数の推移が注目されそうだ。 東北管内全体の登録車保有車両台数のうち、乗用車は前年度比0・2%減の320万3930台、貨物車は同0・6%減の54万9669台、乗合車は同1・7%減の2万2381台だった。

県別でみると、青森県の登録車保有台数は同0・2%減の52万4530台。このうち、乗用車は同0・2%減の40万9729台となった。軽自動車は同0・1%増の46万9447台だった。岩手県の登録車保有台数は同0・1%減の54万1661台。このうち、乗用車は同0・0%減の43万203台だった。軽自動車は同0・3%増の47万4486台となった。秋田県の登録車保有台数は同0・7%減の41万9450台。このうち、乗用車は同0・8%減の34万5012台だった。軽自動車は同0・0%減の38万2426台となった。

宮城県の登録車保有車両数は同0・1%減の101万4369台。このうち、乗用車は同0・0%増の83万7638台と微増した。軽自動車は同0・7%増の65万6132台だった。山形県の登録車保有車両数は同0・1%減の49万7039台。このうち乗用車は同0・1%減の41万1020台だった。軽自動車は同0・0%増の42万4568台となった。福島県の登録車保有車両数は同0・3%減の93万9748台。このうち乗用車は同0・3%減の77万328台となった。軽自動車は同0・4%増の68万6624台だった。

6県のうち、登録車と軽自動車、小型二輪車の全体の保有車両数で増加したのは、岩手県、宮城県、福島県で、なかでも登録乗用車の保有台数が増えたのは宮城県だけだった。仙台市への人口集中に加え、レンタカーやカーシェアの車両数の増加が背景と考えられる。

長期的に見ると、保有台数は減少の一途をたどると予測されている。車検や点検、オイルやタイヤといった消耗品、保険など、各社のストックビジネスの事業戦略への影響が懸念材料となりそうだ。

日刊自動車新聞8月6日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
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開催地 東北6県
対象者 自動車業界