2019年8月8日
SGホールディングスとセイノー、業務提携で基本合意 共同輸送・配送分野で
SGホールディングスとセイノーホールディングスは2日、業務提携に向けて基本合意したと発表した。トラック運送業界は運転手不足の深刻化で人件費増加が顕在化するなど、厳しい事業環境が続いており、両社は今後、都市間を結ぶトラック幹線輸送の共同運行や共同配送などの分野で協力することでコストを削減し、持続的で高品質な物流サービスの維持・提供を図っていく。
両社の説明によると、今年秋にも幹線輸送などの試験運行を始める。トラックによる幹線輸送の共同運行は東北と関東の都市間で、宅配便の共同配送は青森県内や秋田県内などで始める予定。互いに運転手やトラックを融通することで、コスト減を実現して生産性の向上につなげる狙いがある。両社はワーキングチームを組織し、提携内容の検討を進めるとともに、試験運行を繰り返して本格実現の可能性を探ることにしている。
両社は傘下の佐川急便、西濃運輸が宅配便を取り扱っている。佐川は小口輸送、西濃は企業間物流に強みを持っており、補完関係にあることも提携の推進につながったものとみられる。
日刊自動車新聞8月5日掲載
開催日 | 2019年8月2日 |
---|---|
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | SGホールディングスとセイノーホールディングス |
対象者 | 自動車業界 |