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2019年8月3日

アイシン精機とジェイテクト、超小型モビリティなど岐阜で実証実験

アイシン精機とジェイテクトは30日、カラフルタウン岐阜(岐阜市)で新製品を実証する様子を公開した。アイシンは来年のリース販売を目指す超小型モビリティ「ILY―Ai」を、ジェイテクトはすでに売り出した作業アシスト機器「J―PAS」をテナントの従業員や来店客の利用に提供する。両社とも製品の完成度を高め、新規事業を軌道に乗せたい考えだ。 カラフルタウン岐阜を運営するトヨタオートモールクリエイト(河合利夫社長、名古屋市中村区)は昨夏から「カラタン未来ラボ」として、企業や大学が開発した新たなモビリティ機器を積極的に店舗で試している。アイシン、ジェイテクトも、こうした取り組みの一環として参画した。

ILY―Aiはアイシン精機が千葉工業大学と組んで2015年3月に開発した1人乗りの電動三輪車がベースだ。1回2時間の充電で約20㌔㍍走る。歩行者もいる館内では最高時速を4㌔㍍に抑えた。約10台を提供し、来店客のほか館内の作業員の利用も想定する。

ジェイテクトは昨夏、電動パワーステアリングの技術を応用し、アシストトルクで40ニュートン㍍(荷重換算で16㌔㌘)を出すパワーアシストスーツ「J―PAS」を発売した。今回、カラフルタウン岐阜に4台を提供するのは、アシストトルクを30ニュートン㍍に落とす代わりに重量を約半分(約4㌔㌘)にした「J―PAS LUMBUS」だ。「館内のさまざまな業種の人々に使ってもらい、我々も気づかないような課題を見つけて改良に生かしたい」と同社の担当者は語った。

日刊自動車新聞7月31日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

アイシン精機㈱、㈱ジェイテクト

開催地 カラフルタウン岐阜(岐阜市)
対象者 一般,自動車業界