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自動車産業インフォメーション

2019年7月27日

自技総、18年度継続検査11年ぶりプラス

独立行政法人・自動車技術総合機構(柳川久治理事長)が行った2018年度の新規や継続など登録車(排気量660cc超)の審査件数の合計は、対前年度比2・6%増の707万3698件で、2年ぶりにプラスとなった。このうち、継続検査は0・8%増の503万8585件と11年ぶりに前年度を上回った。2年おきの自動車検査(車検)サイクルで検査件数が増えたことなどが影響した。ただ、指定整備率の上昇や軽自動車シフトにより「見た目では対前年度で増えているが、長期トレンドとしては減少傾向にある」(同機構)と見ている。 同機構が手がける検査には、軽自動車や民間の指定整備工場が行う継続検査などは含まれない。

18年度の審査のうち、新規検査は、前年度比2・1%増の106万1144件だった。また、継続検査は0・8%増の503万8585件と07年度以来11年ぶりにプラスとなった。2年おきの車検サイクルの中で、18年度は検査で同機構に持ち込む件数が増えたことなどが影響したという。新規・継続検査と構造変更を合わせた件数は、1・0%増の616万3587件となった。ただ、指定整備率の上昇と登録車から軽自動車へのシフトなどを踏まえると、長期的に減少傾向が続くと見ている。

同機構は16年4月に旧自動車検査独立行政法人と交通安全環境研究所が統合し発足した。

日刊自動車新聞7月24日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

自動車技術総合機構

対象者 自動車業界
リンクサイト

自動車技術総合機構ホームページ http://www.naltec.go.jp/