2019年7月27日
日本初の自動車輸送船「第十とよた丸」が「ふね遺産」に登録
川崎汽船は、同社が所有する日本初の自動車専用船「第十とよた丸」が日本船舶海洋工学会が主催する「ふね遺産」(シップ・ヘリテージ)に認定されたと発表した。第十とよた丸は、1970年7月9日に川崎重工業の神戸工場で竣工した完成車を専門に輸送する日本初の自動車専用船。
完成車輸送は往航を自動車、復航に穀物などバルク貨物を積むカーバルカーが主流だったが、自動車専用船は復航を空載とし、復航貨物の荷待ちや、天候によるスケジュール遅延などの問題を解消した。
また、車の積込みや船内移動は自走式で、荷役効率向上と、輸送中の自動車へのダメージ軽減によってサービス品質を大幅に向上したとしている。
「ふね遺産」は、日本船舶海洋工学会が創立120周年を迎えた2017年に開始した制度で、歴史的で学術的・技術的にも価値のある船などを文化的遺産として次世代に伝えるために実施している。
日刊自動車新聞7月24日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | 日本船舶海洋工学会 |
対象者 | キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界 |
リンクサイト | 川崎汽船ニュースリリース7月23日発表https://www.kline.co.jp/ja/news/car/car3205172217645891886/main/0/link/20190723_JP%202.pdf |