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2019年7月24日

レベル4を北海道で UDトラックス、来月に実証実験

UDトラックスは19日、日本通運、ホクレン農業協同組合連合会とともに、自動運転レベル4(限定地域での完全自動運転)技術を搭載した大型トラックの実証実験を行うと発表した。北海道斜里町にあるホクレンの製糖工場と集積施設内の私道で、8月5日~30日まで1カ月間実験する。自動運転技術そのものを検証するとともに、オペレーションなど実用化に向けた課題を抽出する。
大型トラック「クオン」をベースにしたレベル4の自動運転トラック1台を用いる。てん菜を集荷し、加工場までに運ぶことを想定したルート約2㌔㍍を走行する。他の車両や人が入らない、実験専用ルートを構内に設ける。ルートの往復には、右左折やUターン、バックなどの動作が求められる。安全確保のためUDトラックスのドライバーが同乗するものの、基本的には運転操作はシステムが行う。
てん菜の収穫ピークは秋のため、今回の実験ではトラックにてん菜は積まない。ただ、てん菜の積み込みに要する時間はトラックを停車させて、実運用を想定したオペレーションで実験する。トラックは1日5~6時間走らせる。

UDトラックスは実証実験などを通じて、レベル4の技術課題やビジネスモデルを検証する。20年からレベル4を搭載した自動トラックの実験を本格化する。30年にはレベル5(完全自動運転)の量産化を目指している。

日刊自動車新聞7月20日掲載

開催日 2019年8月5日
開催終了日 2019年8月30日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

UDトラックス1(株)、日本通運、ホクレン農業協同組合連合会

開催地 北海道斜里町
対象者 自動車業界
リンクサイト

ニュースリリース

https://www.udtrucks.com/japan/news-stories/news/ud-press-releases/20190719-fujin-demo-hokkaido