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自動車産業インフォメーション

2019年7月10日

ダイハツ、高齢者の身体的負担 を低減 し、移動の自由を広げる 新 装備 を 開発

~高齢化社会を見据え、介護予防の観点に基づく産学共同研究により実現~

ダイハツ工業(株)(以下ダイハツ は、 今後の高齢化社会を見据えた取り組みとして、 「 介護予防 」 の観点から 、 高齢者の身体的負担を低減 し、移動の自由を広げる 新装備 を 、 産学共同研究 を通じて 新 開発し 、7月9日(火)より 全国一斉に発売する。これまでダイハツの福祉車両(車いす移動車・昇降シート車)は、比較的介護レベルの高い要介護 のお客様を中心にお買い求めいただ いていたが、フレイル ※1 高齢者や、要支援者、 軽介護度 のお客様に向けた商品ラインナップが十分でなかった。 そこで 今回 、 様々な身体状態の 高齢者に 、それぞれ 最適な商品を提供し、 高齢者の移動をサポートすることが介護予防につながる と考え 、 新 商品 を開発 。開発に あたっては、 「モノづくり」と、「コトづくり」の一環である「地域密着プロジェクト『健康安全運転講座』」が 連携 し、 協力関係にある 理学療法士や大学教授と の 産学共同研究を2017年から実施 。「モノ コトづくり」 共通の課題 である、「 軽介護度の方をサポート 」できる 商品を目指してきた。

今回発売する新装備は、 本日発売の新型「タント」 に オプション ※2 として取り 付けることができる、「ラクスマグリップ(助手席・運転席 助手席シートバック 」 と 「ミラクルオートステップ」 、福祉車両「タント ウェルカムターンシート」に採用した 「 助手席 ターンシート」 である。
鈴鹿医療科学大学(三重県鈴鹿市)による運動機能の低下した高齢者に 乗降動作の 運動学 解析を実施した結果、グリップや ステップを装着した車両は、体幹 を安定させ 、 重心の動きを抑制すること など により 、 身体への負担を低減 できることが実証 ※3 された。 また、理学療法士による満足度調査 の結果、 グリップとステップ、またはターンシートを装着した車両が非装着車に比べ 乗降 満足度が向上 ※3 。 これら 新装備 をご使用いた だくことで、移動に対するハードルを低減 し 、 社会参画することが 介護予防につながると 考えている。

ダイハツは、Light you up の考え方のもと、 「モノづくり」と「コトづくり」の両輪で、 一人ひとりに最適なモビリティライフを提供 し 、 今後も 様々なステージの高齢者が、 いくつになっても自由に移動ができ、社会に参画できる世の中の実現に貢献 してい く。
※1 加齢とともに運動機能や認知機能が低下してきた状態。要介護にいたる前の状態
※2:「ラクスマグリップ」は メーカーオプション またはディーラーオプション 、 「ミラクルオートステップ」はディーラーオプション 。詳細はカタログもしくは公式ホームページ をご参照ください
※3:2019年6月12~15日
第56回日本リハビリテーション医学会学術集会にて発表

ダイハツ工業ニュースリリース7月9日発表

開催日 2019年7月9日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

ダイハツ工業㈱

対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

ニュースリリース https://www.daihatsu.com/jp/news/2019/20190709-3.pdf