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2019年7月12日

近畿1~6月新車、2年ぶり増 登録・軽ともプラス

近畿2府4県の2019年上期(1~6月)の新車販売台数は登録車と軽自動車の合計が前年同期比2・9%増の40万5181台となり、上期としては2年ぶりのプラスとなった。登録車は2・7%増の26万1198台で上期として2年ぶりの増加、軽は3・3%増の14万3983台で上期として3年連続のプラスを達成した。全府県が総台数で前年同期を上回るなど好調に推移している。6月単月は総台数と登録車、軽のいずれも3カ月連続の前年超えだが、伸び幅は5月に比べて全て縮小するなど勢いに陰りも見られる。[[滋賀]] 1~6月の登録車と軽の合計は前年同期比3・7%増の3万8657台となった。登録車は4・6%増の2万2107台で、近畿で最大の伸び幅を記録した。小型乗用は近畿で唯一のプラスを確保している。貨物車は普通、小型とも2桁増を達成した。軽は2・5%増の1万6550台。乗用車は微増だが、貨物車が2桁増と躍進した。銘柄別では乗用車系で三菱が唯一の2桁増。トヨタ(レクサス除く)も2桁に近い伸びを示した。

6月単月は登録車と軽の合計が3カ月連続のプラス。軽の3カ月ぶりの前年割れもあり、伸長率は小幅にとどまっている。

[京都] 1~6月の登録車と軽の合計は前年同期比4・4%増と近畿ではトップの伸びとなった。全国平均も大きく上回った。登録車は1・6%増だが、軽は9・1%増と近畿でトップの伸長率となり市場をけん引した。銘柄別ではトヨタ(レクサス含む)が6・8%増となったほか、大半が前年を上回った。

6月単月は軽が前年超えとなったが、登録車の落ち込みが響き、総台数は前年を割り込んだ。

[大阪] 1~6月の登録車と軽の合計は前年同期比3・6%増の14万8496台だった。登録車は4・1%増の10万5373台、軽も2・3%増の4万3123台と好調に推移した。登録車の小型乗用は0・2%減、軽の乗用車は0・4%減と、小幅ながらマイナスとなった。ブランド別で登録車はトヨタとホンダ、三菱、スズキ、ダイハツ、いすゞが増加、軽はトヨタと日産、ホンダ、スズキ、ダイハツがプラスを確保した。

6月単月の登録車と軽の合計は前年同月比2・0%増の2万4182台。登録車は3カ月連続のプラスだが、軽は3カ月ぶりに前年を割り込んだ。

[奈良] 1~6月の登録車と軽の合計は前年同期比1・1%増と近畿で最小の伸び幅だが、2年ぶりのプラスに転じた。登録車は近畿で唯一の前年割れ。上期としては2年連続のマイナスで、ブランド別でも増加はトヨタなど5銘柄にとどまった。軽は3年連続の前年超え。8銘柄中5銘柄が前年を上回った。シェアトップはスズキが維持し、シェアは0・4㌽増の33・5%だった。

6月単月の総台数は前年同月比1・1%増で、3カ月連続のプラスを記録した。登録車は3カ月ぶりのマイナスだが、近畿で最大の伸び幅を示した軽がカバーした。

[兵庫] 1~6月の登録車と軽の合計は上期としては3年ぶりのプラスに転じた。登録車が前年同期比1・0%増の7万1102台となったほか、軽も1・7%増の4万85台と4万台の大台を超えた。軽は上期として3期連続の増加で、依然好調を持続している。

6月単月の登録車と軽の合計は、前年同月比3・5%増の1万8224台だった。登録車は5・1%増の1万1772台で、普通乗用(7・9%増)や普通貨物(23・1%増)で勢いを見せたが、軽は0・7%増の6452台にとどまった。

[和歌山] 1~6月の登録車と軽の合計は前年同期比3・9%増の2万3961台だった。登録車が4・3%増の1万2110台、軽が3・4%増の1万1851台。1月以降、堅調に推移したが、3月は登録車・軽とも前年を割り込み、6月も登録車が前年同月比2・3%減となったが、1~6月ではプラスを確保した。銘柄別では、いすゞが1月以降大幅に台数を伸ばし、伸長率ではトップになった。

6月単月は総台数が前年同月比1・1%減で、3カ月ぶりに前年を下回った。

日刊自動車新聞7月9日掲載

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開催地 近畿2府4県
対象者 自動車業界