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2019年7月8日

上期、N-BOX首位 新車販売 唯一10万台超え

2019年上期(1~6月)の登録車と軽自動車を合わせた車名別新車販売台数は、ホンダ「N-BOX(エヌボックス)」が3年連続で首位を獲得した。唯一10万台の大台を超え、2位以下に4万台以上の差をつけての一人勝ち状態となった。単月ベースでは一時足踏みしていたものの、ここ数カ月は勢いを取り戻している。19年の後半戦は始まったばかりだが、現時点で通期トップを十分に狙える距離につけている。今後、競合車の全面改良も予定されているが、絶対王者となったエヌボックスをどのモデルが止めるのか、注目を集めそうだ。

上期の車名別ランキングではエヌボックスを筆頭に、軽の強さが目立った。10位以内に6車種がランクインしたほか、上位4車種を軽が独占した。この4モデルはすべてスーパーハイト型となっており、新車市場での人気を追い風に大きく前年実績を上回ることに成功した。
一方、登録車ではトヨタ自動車の「プリウス」が総合5位に入った。登録車のみのランキングで首位となるのは、上期として2年ぶり。18年上期に日産車として約半世紀ぶりの登録車トップの座についた日産自動車の「ノート」は2位(総合7位)に後退し、2年連続での悲願達成は叶わなかった。

6月単月の実績でもエヌボックスが22カ月連続でトップを守った。総合2位には前月3位の日産「デイズ」がランクアップ。デイズは3月末の全面改良が奏功して販売が急回復しており、今後の伸びが期待される。10位以内の構成は登録車と軽が半々となり、前月から軽が1車種減らした。一方、登録車のみでみると、プリウスが18台の僅差でノートをかわし、3カ月連続の首位となった。プリウスの単月トップは今回で通算60回目になるという。

日刊自動車新聞7月5日日掲載

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