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2019年7月6日

三菱ふそう、整備士に外国人材

三菱ふそうトラック・バスは2日、外国人技能実習制度「自動車整備作業」の実習生として、インドネシアから148人の技能実習生を採用すると発表した。外国人材を積極的に受け入れて教育し、国内での整備士不足の解消の一助とする。同社にとってインドネシアは、日本に次いで2番目に商用車を販売している市場で、実習生が帰国した後には現地のサービス網で活躍してもらう考えだ。

7月1日付で43人、10月1日付で105人の技能実習生を迎えて、同社の直営拠点に2~3人を1組として配置し研修を開始する。
同社は2016年に外国人技術実習制度に「自動車整備作業」が追加されたことに伴って、16年10月から技能実習生を採用してきた。これまではベトナムとフィリピン国籍の実習生157人を受け入れてきた。インドネシアの実習生の採用は今回が初めて。

実習生は全て三菱ふそうの直営194拠点に配置する。インドネシアからの受け入れを合わせると、10月時点で約300人の実習生が日本で働いている。三菱ふそうの直営店で働くメカニックの正社員は2千人で、約1割を占めることになる。
国内では19年4月に、新たな在留資格が創設され、在留期間最長5年の「特定技能」の対象業種に自動車整備が含まれることとなった。同社は3年間の技能実習を終了した実習生の希望者に対しては「特定技能1号」へ移行して、雇用を継続する。現在三菱ふそうで採用している実習生を対象としたアンケートの結果では、約7割が特定技能1号への移行を希望しているという。
三菱ふそうでは車両整備に精通した人材を育成し、海外での高いサービス提供につなげる。今後も300人程度を一つの目安に実習生の雇用を継続する。

日刊自動車新聞7月3日掲載

開催日 2019年7月2日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

三菱ふそうトラック・バス㈱

対象者 自動車業界