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2019年7月3日

タク車内で筆談サービス 聴覚障害者に配慮 神タ協鎌倉13社400台で開始

神奈川県タクシー協会鎌倉支部(菊池尚支部長)は7月から支部会員13社約400台の車内に、聴覚障害者向けにペン付きホワイトボードを備え付けて筆談サービスを始める。

6月20日、ホワイトボードと「筆談します」と書かれたカードを配布、各社が順次実施する。神タ協傘下で支部全体で取り組むのは初めて。発案したのは大船中央交通(鎌倉市)の村田哲郎取締役統括部長。鎌倉の手話サークルのろう者から「タクシーに乗車した際に乗務員に行き先がうまく伝わらなかった」という体験を聞く機会があり、「困ったお客様がいれば、サービスを充実させ、タクシーのイメージを変えていきたい」と思った。

当初自社だけで始める予定だったが、菊池支部長に「全体で実施すれば、地域で不便をかけないようにできる」と提案。支部新年度事業としてスタートすることになった。村田部長は「ホワイトボードは筆談だけでなく、乗務員のメモ代わりにも活用できる」と話す。同社では集団点呼で説明後、6月25日から車内で筆談サービスを始めた。

全日本ろうあ連盟の筆談マーク入りのカードをヘッドレスト後部に吊り下げ、乗車の際にこれを常務員に提示すれば、ホワイトボードで筆談サービスを受けられる。会員の富士タクシー・湘南営業所(葉山町)は横須賀市の本社でも実施する。

東京交通新聞7月1日掲載

開催日 2019年6月20日
カテゴリー 社会貢献
主催者

神奈川県タクシー協会鎌倉支部

開催地 鎌倉市
対象者 自動車業界
リンクサイト

全日本ろうあ連盟ホームページ https://www.jfd.or.jp/