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2019年7月2日

奈良ダイハツ、高齢者向けに運転講座を初開催

奈良ダイハツ(海保力也社長)は25日、奈良店(奈良市)でダイハツ工業や奈良市、県内の各種団体と協力して高齢者の事故低減を目的とした「健康安全運転講座」を初めて開いた。参加者は健康指導や安全指導を通じて車を安全に長く運転するための知識について学んだ。

県内に住む高齢者18人が参加した。参加者の平均年齢は約74歳だった。冒頭、海保社長が「今回のような講座を通じて皆様の健康や安全な運転をサポートしていきたい」と挨拶した。
健康指導では、奈良県理学療法士協会(増田崇会長)が講師を担当した。参加者はまず、握力測定などの体力測定や認知機能を図るトレイルメイキングテストなどを体験した。その後、測定結果から自らの体力や運動神経、注意力といった運転に必要な能力のレベルを把握した。続いて講師の指導のもと、自宅でできる首や腰、肩の運動を行った。

安全指導では、日本自動車連盟(JAF)奈良支部(菊池攻支部長)が実車を用いて、正しい運転姿勢やドライビングポジションを解説した。運転席から見えない位置にパイロンや自転車を配置し、死角の多さや危険性を体感する死角体験も実施した。奈良ダイハツは衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」の体験会を催した。
同講座はダイハツのCSR活動の一環。2017年に始まり、18年度からは全国展開されている。参加した男性は「間もなく80歳だが、今後も運転を続けたいので参加してみた。販売会社がこういった取り組みをやってくれるとありがたい」と感想を述べた。

日刊自動車新聞6月28日掲載

 

開催日 2019年6月25日
カテゴリー 展示会・講演会
主催者

奈良ダイハツ㈱

開催地 奈良県
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

奈良ダイハツホームページ https://nara-daihatsu.co.jp/