2019年6月29日
次期スカイライン「日産エンブレム」復活 先進イメージをけん引
日産自動車は、今秋全面改良する次期「スカイライン」のエンブレムをインフィニティ仕様から日産仕様に切り替える。約6年ぶりに日産のエンブレムを冠したスカイラインが復活することになる。次期スカイラインは「プロパイロット2.0」を初搭載するモデル。「シンボリックな車」(中畔邦雄副社長)であるスカイラインのエンブレムを日産仕様に戻し、「技術の日産」や「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」といったブランドイメージを強調する。 スカイラインは、高級感を付加するために、2013年に全面改良した現行モデルでインフィニティのエンブレムを採用した。当時の西川廣人副社長(現社長)は「インフィニティのバッジを付けられるレベルの車になっている」と話し、質感向上や、走行性能や先進安全装備の充実で「Q50」として販売している北米の販売は好調に推移した。
一方、国内の販売は伸び悩んだ。ある日産ディーラー首脳は「『日産のスカイライン』を支持するユーザーは多かった。日産ブランドの車にインフィニティバッジが付いている違和感もある」とその理由を分析する。
次期スカイラインは、外観デザインを見直すほか、ハンズオフ機能やナビ連動ルート走行機能を加えたプロパイロット2.0を一部グレードに設定。Q50に搭載している400馬力の3㍑V6直噴ツインターボのエンジンも導入する。最新の技術を詰め込んだ車両に日産のエンブレムを使用し、日産のブランド力向上につなげる。
日刊自動車新聞6月27日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | 日産自動車㈱ |
対象者 | 一般,自動車業界 |