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自動車産業インフォメーション

2019年6月25日

経産省、鉄鋼製品の環境負荷評価へJIS制定

経済産業省は20日、リサイクル段階を含めた鉄鋼製品のライフサイクル全体の環境負荷を評価する日本工業規格(JIS)を制定したと発表した。鉄鋼製品が自動車や家電などとして使われた後も、その多くがスクラップとして回収されて別の鉄鋼製品に生まれ変わることで、資源の有効活用に役立っている。今回のJIS制定により、原料採掘から製造時、リサイクルまでの過程での環境負荷具合を判定できるようになり、鉄鋼製品を使うユーザーがより実態に即した自社製品の環境負荷評価が可能になる。

鉄鋼製品が役割を終えた後、ほぼ全量がスクラップとして回収され、製鉄所で素材製造が行われてから何度も様々な鉄鋼製品に再生される。ただ、これまで廃棄後のリサイクル段階を含むライフサイクル全体での環境負荷を評価する規格はなかった。
今回、鉄鋼製品のライフサイクル全体での環境に与える影響を定量的に求める方法を「JIS Q20915」(鉄鋼製品のライフサイクルインベントリ計算方法)として制定した。製品製造に伴う環境負荷に、スクラップの回収といったスクラップリサイクル効果を加えて、ライフサイクル全体を評価する。

日刊自動車新聞6月22日掲載

開催日 2019年6月20日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

経済産業省

対象者 自動車業界
リンクサイト

経済産業省 日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(2019年6月分)

https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190620001/20190620001.html