メルカリは１３日、フリマアプリ「メルカリ」を通じて個人間売買した自動車の無料保証制度「メルカリあんしん自動車保証」を導入すると発表した。年式や走行距離など一定の条件を満たした国産車を対象に、取引完了から９０日間、３０万円を上限に無償修理する。出品者、購入者ともに料金が発生しない保証を設けることで、個人間取引市場の活性化を狙う。

「メルカリ」での自動車取引は、２０１６年５月にスタートした。今回の保証で対象となるのは、車検が有効な初度登録から１０年以内、走行距離１０万㌔㍍以内の国産車。出品者による車両の動作チェックが行われている必要がある。故障の連絡は、専用窓口で受け付け、指定の整備工場を案内する。
保証範囲は走る、曲がる、止まるに関わるエンジン機構、動力伝達機構、ステアリング機構、ブレーキ機構で、保証対象となる部品を指定している。自動車の購入価格が３０万円以下の場合は、その金額が無料修理の上限になる。
中古車個人間売買仲介サービスの車両修理保証は、カーコンビニ倶楽部の「カーコンマーケット」やアンカーの「アンカー」などが有料オプションとして提供している。

日刊自動車新聞6月15日掲載