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自動車産業インフォメーション

2019年6月19日

後付け安全装置の性能評価事業を推進 日本自動車輸送技術協会

日本自動車輸送技術協会(JATA、下平隆会長)は、後付け安全装置の性能評価事業を推進する。自動車メーカーや部品・用品メーカーが販売する後付けのペダル踏み間違い抑制装置や衝突、車線逸脱を防ぐ装置の性能などを評価し、その結果を申請者に通知する。ペダル踏み間違いに起因する事故が後を絶たない中、後付け安全装置の信頼性向上に結び付ける。

国土交通省では後付け安全装置の性能評価制度を2018年4月に創設し、JATAが評価制度の実施者となっている。評価は申請者が提出する書面と装置を取り付けた実車を活用し、有識者などで構成する性能評価委員会で評価する。
評価項目では、装置の取り付けや構造・機能、操作性、保安基準適合性への影響、装置の耐久性などをみる。
JATAではこれまで、各種排出ガスや燃費性能に関する調査研究試験などを受託してきた。昨今、高齢ドライバーによる交通事故が社会問題となり、ユーザーの安全装置に対する認知も高まっている。また、自動車メーカーでは後付けのペダル踏み間違い加速抑制システムの対象車種を拡大するなど後付け安全装置の普及拡大が見込まれる。こうしたことから後付け安全装置の性能などを客観的に評価し、ユーザーへの情報提供に貢献する。

日刊自動車新聞6月15日掲載

カテゴリー 交通安全
主催者

日本自動車輸送技術協会

対象者 自動車業界
リンクサイト

日本自動車輸送技術協会ホームページ http://ataj.or.jp/