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自動車産業インフォメーション

2019年6月15日

日野自動車、大型観光バス「日野セレガ」自動検知式「ドライバー異常時対応システム」を搭載して新発売

商用車世界初、自動検知式「ドライバー異常時対応システム」を搭載
最新AI技術で顔認識し、ドライバーの状態をモニター

日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下日野)は、大型観光バス「日野セレガ」を改良し、商用車世界初となる自動検知式「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」をはじめとする先進安全装備を大幅に拡充させ、7月1日に発売します。

日野は「Challenge2025※1」において、社会とお客様の課題解決に向けた「安全・環境技術を追求した最適商品」の提供を掲げています。近年増加傾向にあるドライバーの健康状態の急変による事故※2の対策として、昨年7月、非常ブレーキスイッチ式の「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」を商用車として世界で初めて実用化しました。今回の改良では、最新AI技術により顔認識を行う「ドライバーモニターⅡ」や「車線逸脱警報」によりドライバーの状態と車両の挙動を自動検知し、危険な状態であると判断すると制動を開始し車両を減速・停止させます。進化したシステムにより、より安心・安全な運行に貢献します。

【主な改良点】
■「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」が進化、ドライバーの状態を自動検知 <商用車世界初>[標準装備]
進化した「ドライバーモニターⅡ」や「車線逸脱警報」によりドライバーの運転姿勢や車両の挙動をモニターし、体調急変などによるドライバーの異常な状態を自動検知して徐々に減速し車両を停止させます※3。またシステム作動時には、お客様向けICTサービス「HINO CONNECT」を通じて、お客様が設定した登録メールアドレスに対象車両・作動時刻・位置情報が通知され、万一の際、お客様の迅速な対応をサポートします。

■「ドライバーモニターⅡ」 :性能向上により、運転姿勢の崩れも検知 [標準装備]
最新AI技術の採用による顔検出性能の向上や画像解析の精度向上とともに、カメラの設置位置を顔を認識しやすい位置に変更しています。これにより、ドライバーの顔向き・眼の開閉状態に加えて、運転姿勢崩れも検知することが可能となりました。また、サングラスやマスク装着時の検知能力も向上し、前方不注意を検知すると警報で知らせます。

■「スキャニングクルーズⅢ」 :全車速に対応、渋滞追従機能を追加 [標準装備]※4
従来のクルーズコントロール機能「スキャニングクルーズⅡ」に、渋滞追従機能を追加。ミリ波レーダーで先行車を検出し、車間距離維持に加え、先行車が停止した場合には追従して停車。ステアリングに設置されたスイッチもしくはアクセルの操作により再発進します。高速道路走行時の運転負荷軽減に貢献します。
■「オートマチックハイビーム」の採用 [標準装備]
画像センサーで前方の状況を検知し、ヘッドランプのハイビーム・ロービームを自動で切り替えることで、夜間の運転視界を支援します。
「日野セレガ」は全車がASV減税の対象であり、ロングボデー車(12m)はエコカー減税の対象となります。また、全車J-OBDⅡ規制※5に適合しています。

日野自動車ニュースリリース6月14日発表

開催日 2019年6月14日
カテゴリー 交通安全,白書・意見書・刊行物
主催者

日野自動車㈱

対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

ニュースリリース  https://www.hino.co.jp/corp/news/2019/20190614-002366.html