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自動車産業インフォメーション

2019年6月17日

愛整振、高校生ものづくりコンの自動車整備部門に協力

愛知県自動車整備振興会(坪内恊致会長、愛整振)は5月25日、愛知県小牧市の同振興会小牧教育センターで開催された「第19回高校生ものづくりコンテスト東海地区大会 自動車整備部門」(東海地区工業高等学校教育研究会主催)に協力した=写真。

今後の国内産業を支える若い技術者を育成することを狙いとするほか、ものづくりの学習効果の発表の場としての意味合いも持つ大会となる。全国9ブロックで開催し、優勝者は全国大会へと駒を進める。東海地区大会には4県(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県)の7校から1人ずつの代表者が参加し、日頃の研鑽の成果を発揮して知識と技能を競った。

自動車部門では、「三級自動車ガソリン・エンジン・シャシの自動車整備技能登録試験に準ずる学科問題」「エンジン、シャシ、電装などの単体部品や油脂類などの測定作業」「トヨタ『ヴィッツ』を用いての法定1年定期点検と車両取扱い作業」「トヨタ『1G―FE A/T付きベンチ・エンジン』を用いてのエンジン故障探求作業」の4点を課題とした。各課題を100点満点で採点し、合計得点で競った。会場には各校の教師や生徒が応援のため集まり、代表生徒の勇姿を見守った。
愛整振の浅野忠信専務理事は競技前の挨拶で「車社会や人の命の安全安心を整備士として一緒に守っていく人材が、出場者の中から現れてくれたら大変嬉しい」とし、生徒たちにエールを送った。また、競技終了後の結果発表では愛整振教育部教育・教務課の西和幸課長が講評を行い、非常にレベルの高い戦いとなったことを称えて「差ができたポイントは、『作業前に設けられた思考時間内でどれだけ問題の中身を読み取り、課題解決への道筋の組み立てができていたか』と『作業効率を向上させるための工夫ができていたか』の2点」と話した。

優勝者は三重県立四日市工業高校3年の谷川直也さん。大阪府堺市で2019年11月16日~17日の2日間に行われる「第19回高校生ものづくりコンテスト全国大会」に東海地区代表として参加する。また、2位入賞者は岐阜県立岐南工業高校3年の杉浦太星さん。杉浦さんには「第14回若年者ものづくり競技大会」への出場を推薦する。3位入賞は名古屋市立工業高校の岡田翔太さんとなった。
大会参加校は以下の通り。
▽愛知県=名古屋市立工業高校、県立豊田工業高校、県立小牧工業高校、県立刈谷工業高校
▽静岡県=飛龍高校
▽岐阜県=県立岐南工業高校
▽三重県=県立四日市工業高校

日刊自動車新聞6月13日掲載

開催日 2019年5月25日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

東海地区工業高等学校教育研究会

開催地 愛知県自動車整備振興会小牧教育センター
対象者 中高生,一般,自動車業界