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2019年6月17日

溶接協会賞、マツダが「技術賞」

マツダは12日、「2018年度(第49回)日本溶接協会賞」で、神戸製鋼所と共同開発した「自動車足回り向けスラグ低下溶接プロセスの実用化」で技術賞を受賞したと発表した。この製法は5月に国内販売を開始した「マツダ3」に採用しており、順次、他の車種にも展開する。

現在、車両の軽量化のために薄板化が進む鋼板の接合部の性能を確保するために多様しているアーク溶接は、溶接ビード上にスラグが発生、付着した場合に錆の原因となる。このため両社は、スラグの発生メカニズムまでさかのぼり、アーク溶接のシールドガス中の二酸化炭素(CO2)量を最適化するとともに、新型溶接ワイヤー「MIX-1MS」を共同開発した。さらに新プロセスの安定化を図るためにシールドノズルの径を最低化し、スラグの発生を大幅に減らすことに成功した。
日本溶接協会賞は、日本の溶接界に貢献があった団体を表彰するもので、マツダの受賞は初めて。

日刊自動車新聞6月13日掲載

開催日 2019年6月12日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

日本溶接協会

対象者 自動車業界
リンクサイト

日本溶接協会 ニュースリリース

http://www.jwes.or.jp/jp/somu/award/kyoukaishou.pdf