2019年6月14日
釜石市でサポカー安全教室 岩手県交対協、沿岸部では初開催
岩手県交通安全対策協議会(達増拓也会長=岩手県知事)は5日、釜石市のイオンタウン釜石第2駐車場とイオンタウンホールで「安全運転サポート車(サポカー)試乗体験型交通安全教室」を開催した。さまざまな車種を使用することで、より多くのユーザーに関心を持ってもらうのが狙い。岩手県沿岸部での開催は初めてで、県内の新車ディーラー6社が参加した。岩手県自動車販売店協会が積極的に働きかけたことで、主要ディーラーの参加が実現した。
高齢者の事故防止を図ることが社会的な課題となる中で、交通安全対策協議会では、サポカーを活用した安全教室を昨年8月に初めて企画。今回が3回目の開催となった。
同協議会から依頼を受けた県自動車販売店協会が新車ディーラーに同教室への参加を呼び掛けたところ、6社が集まった。県自動車販売店協会のほかに、日本自動車連盟(JAF)岩手支部、岩手県交通安全協会、岩手県警察本部、釜石市交通安全対策協議会、JA共済連岩手も協力した。
今回参加した新車ディーラーは、岩手トヨタ(小林義弘社長)、トヨタカローラ岩手(塚原安雅社長)、ネッツトヨタ盛岡(竹村正昭社長)、日産プリンス岩手(千葉泰社長)、岩手ダイハツ(中田利光社長)、岩手スバル(渡辺康夫社長)の6社。当日は地域の高齢者とその家族などが会場に足を運んだ。
新車ディーラー各社は1台ずつサポカーを用意。それぞれが受付を設け、サポカーの体験試乗を行った。試乗希望者は各社のサポカーに乗って衝突被害軽減ブレーキや踏み間違え防止機能の性能を体感した。
また、シートベルトコンビンサーの体験会や反射測定器(クイックアーム)による身体機能チェック、ゴーグルライトによる反射材の視認性体験、運転シミュレーターきずな号による運転適性検査、反射材の配布を行ったほか、交通安全講話・落語なども企画し、参加者が交通安全について理解を深めた。
日刊自動車新聞6月11日掲載
開催日 | 2019年6月5日 |
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カテゴリー | 展示会・講演会 |
主催者 | 岩手県交通安全対策協議会 |
開催地 | 釜石市(岩手県) |
対象者 | 一般,自動車業界 |