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自動車産業インフォメーション

2019年6月6日

NTN コンテナ収納移動型独立電源「N3 エヌキューブ」を開発

迅速に移動、短時間で設置でき、風・水・光の自然エネルギーで発電・蓄電が可能

NTN株式会社(以下、NTN)は、貨物輸送用コンテナに風力・水力・太陽光の3種類の自然エネルギーによる発電装置と蓄電池を格納し、短時間で発電・電力供給が行える次世代のコンテナ収納移動型の独立電源「N3 エヌキューブ」を開発しました。災害時に、電力供給が困難となった被災地等に複数の手段(トラック・貨物船・ヘリコプターなど)で移動し、迅速に少人数で設置することが可能です。

近年、大規模災害が頻発し、非常時における電力確保の体制構築が社会課題のひとつとなっています。また、防災や減災に対する意識が高まるなか、各都道府県においては防災備蓄倉庫の整備が進められていますが、人口1万人あたりでわずか3台の水準に留まっているのが現状です。
今回開発した「N3 エヌキューブ」は、当社がこれまで開発してきた自然エネルギー商品*1を組み合わせただけでなく、新たに「機動性」を加え、停電した被災地等に容易に移動・設置、電力供給を行うことを可能にした商品です。日常から各地域に設置しておくことで、被災時にいち早く発電し、USBポートを利用したスマートフォン等の充電や小型家電製品(AC100V対応)の利用が可能です。また、非常用の発電機の多くは、カセットボンベやガソリンなどを用いるため、長時間使用するためには燃料補給が必要となりますが、「N3 エヌキューブ」は自然エネルギーを活用する独立電源のため、燃料補給が不要です。

さらに、コンテナ内は備蓄資材を収納する棚を設けるだけでなく、休憩用のベンチや机を設置し、更衣室や授乳室、休憩スペースなどさまざまな用途で活用できます。
NTNは、主力商品であるベアリングによる省エネルギー化を推進するとともに、次世代の持続的成長に向けた諸施策を推進しています。その中で新しく取り組む自然エネルギー事業を通じて、エネルギーや環境に関する「SDGs」(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)の目標達成に貢献してまいります。

NTNニュースリリース5月31日発表

開催日 2019年5月31日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

NTN㈱

対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

NTNニュースリリース

https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news201900033.html