埼玉工業大学（内山俊一学長、埼玉県深谷市）は、自動運転技術の研究組織「自動運転技術開発センター」を設立したと発表した。私立大学では初となる。自動運転機能を持つ福祉車両や自動運転バスの開発などを行う。

内山学長直轄の研究組織とし「国内トップクラスの先進的な自動運転技術の研究・開発を目指す」（同校）。ロボットや人工知能（ＡＩ）など関連する分野の研究者も参画する。４月には工学部情報システム学科にＡＩ専攻を新設しており、ＡＩを活用した自動運転技術や自動運転を題材にした実践的なＡＩ教育などの課題にも取り組む予定。
同校は、２０１６年に発足させた「次世代自動車プロジェクト」で自動運転の研究を開始した。１７年には公道でのレベル３の実証実験も開始した。

日刊自動車新聞6月5日掲載