県内の自動車関係行政・団体で組織する奈良県自動車整備人材確保・育成連絡会は５月３１日、奈良県自動車整備振興会館（大和郡山市）で２０１９年度の会合を開いた。運輸支局長らによる高校訪問について議論し、県内の工業高校などをまとめた訪問先候補リストから今年度は９校にアプローチする方針を決めた。

冒頭、伊藤徳男奈良運輸支局長が「連絡会は６年目となり、定着した感もあるが、今後も活動を継続する。会合を実りのある意見交換の場にしていきたい」と挨拶した。
各団体は１８年度の活動を報告した。奈良県自動車整備振興会（木村昭彦会長）は昨年１１月に開いた「オートフェスタＩＮなら」の開催結果などを説明した。奈良県自動車車体整備協同組合（川﨑光雄理事長）は御所実業高校での出前講座などを報告した。県内の人材確保の現状についても話し合った。今後も各団体が情報を共有し、人材難に対応することも確認した。

日刊自動車新聞6月5日掲載