奈良トヨペット（菊池武之祐社長）は５月２６日、スポーツランド生駒（大阪府四条畷市）で小学生や園児らを対象とした「キッズカート体験会ｉｎスポーツランド生駒」を開いた。１２０人以上の子供が専用カートでサーキットを走行し、車を操る楽しさを実感した。

車ファン拡大を目的とした同イベントは３回目。人気イベントとして定着しつつあり、今回は定員数を拡大したが、受付開始から約１カ月で参加枠が埋まったという。
定員拡大に合わせて専用カートの台数も拡充した。身長１２０～１４５㌢㍍までの小学生向けのオリジナルＥＶ（電気自動車）カート「チャウピーカート」の台数を５台から１０台に倍増した。
参加者はスタッフからカートの操作方法を学んだ。子供１人につき２人のスタッフが付き、ステアリングの操作方法やアクセルとブレーキの踏み込み方などを指導した。その後、ひも付き状態での練習走行を経て、フリー走行を体験した。
チャウピーカートに加え、身長１２０㌢㍍未満で４歳以上向けの「チャイルドカート」も用意した。サーキットの一角の専用スペースでは、カートを運転する我が子を親が撮影する光景も見られた。
同社の「トヨタガズーレーシング８６／ＢＲＺレース」参戦マシンの展示や「なりきりレーシングコスチューム」などの企画も催した。これまで同イベントは年１回だったが、同社は回数を増やす方針で、次回開催を秋頃に予定している。

日刊自動車新聞6月3日掲載