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自動車産業インフォメーション

2019年6月4日

リサイクル業界で保育施設 女性が働きやすい環境へ 大阪府のエコパーツ

自動車リサイクル業界で、企業主導型保育施設を開設する動きが出てきた。リサイクル部品販売のエコパーツ(岡村貴恵社長、大阪府門真市)は6月8日に寝屋川市で保育園「みんなのほいくえん」をプレオープンし、7月1日に本格的な運営を開始する。主な対象となる女性社員の子供たちの生活面や教育を担うことで、女性社員が業務に専念できる環境づくりを目指す。
保育園はシャワー室やベビーベッド、おもちゃ、落書きスペース、授業用のホワイトボード、プロジェクターなどを設置する。母親の家事負担の軽減につなげるよう洗濯機も備えた。
人員は園長をはじめ保育士7人と栄養士資格を有する調理スタッフら計10人体制。インターナショナルスクールで勤務経験を持つ外国人や脳科学の研究者も週一回授業するなど万全の教育体制も整えた。
対象は0(3カ月)~2歳児で、定員は19人。今後、定員を超えれば、2カ所目の企業主導型保育園を門真市に開設する計画もあるなど、さらに女性の働きやすい環境づくりに注力する。
リサイクル業界では企業主導型保育事業に乗り出す事例はまだ少ない。同社が保育園を開設するのは、これまで女性社員が働きやすい環境の提供を目指してきたからだ。15人の全社員のうち14人が女性で、全員が子供を育てながら業務に励んでいる。
岡村社長も母親の立場として企業経営に努める中で、従来から女性の視点に立った労働環境の提供に取り組んできた。一方で、一般的には子供が病気になると母親が仕事を休まないといけない例も多い。岡村社長は、女性社員の日常業務に支障が出ず、育児の不安を解消できる環境を構築するため、今回の保育園開設を決めた。
昨年7月から計画し、7月末には寝屋川市内で自治会説明会を開くなど地元住民への理解を深めた。3月末から内装工事を開始し、5月末に保育園が完成する。

日刊自動車新聞5月31日掲載

カテゴリー 社会貢献
主催者

エコパーツ㈱

開催地 大阪府寝屋川市豊野町15-1(京阪電車「寝屋川市」駅 徒歩約10分)
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

エコパーツ 保育園の紹介 https://minnano-hoikuen.jp/

エコパーツホームページ https://ecoparts.jp/?tid=9&mode=f1