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2019年5月28日

東名高速50周年

日本の経済や国民生活を支えてきた東名高速道路が全線開通50周年を迎える。

1969年の5月26日に大井松田インターチェンジ(IC)と御殿場IC間が開通し、東京IC―小牧ICの約347キロメートルに及ぶ東名高速全線が開通した

◆69年の全線開通で、その4年前に全線開通していた名神高速道路と接続されることになり、関東地方と中京・関西地方とを結ぶ日本の大動脈を形成することになったのは言うまでもない

◆この25、26日には海老名サービスエリア(SA)などのSAで記念イベントが開催され、「ニッサンGT―R」の試乗会や記念商品の販売なども行われるようだ

◆中日本高速道路(NEXCO中日本)は、東名高速を整備したことによる50年間の日本全体の経済波及効果は約60兆円としている。東名高速開通以降、東京と愛知・大阪を結ぶ貨物輸送の9割以上がトラック輸送となり、そのトラック輸送の約7、8割が東名高速を利用している

◆日本の大動脈として不可欠となった東名高速は、そのリフレッシュ工事の機会も多くなった。名神高速も全線開通から今年で54年、関越自動車道が34年、東北自動車道は32年になる。長く使われている大動脈だからこそ、そのメンテナンス対策は財源確保も含め、ますます重要な課題となっている。

日刊自動車新聞5月25日掲載

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