2019年5月27日
デンソー、新型ダイオードを開発 発電効率6%高めCO2削減へ
デンソーは23日、オルタネーター(発電器)の発電効率を約6%高めるダイオードを日立パワーデバイスと共同開発したと発表した。同社が生産するオルタネーターに順次、搭載していく。デンソーは世界10カ国以上で年間2500万個のオルタネーターを生産しており、すべてを新型ダイオードに切り替えると年間30トンの二酸化炭素(CO2)削減効果が見込めるという。
ダイオードはオルタネーターの交流電力を直流に変換する構成部品。新製品は変換時に生じる電力損失を大幅に減らした。これによりオルタネーターを駆動するエンジンやモーターの負荷が減り、省エネルギーにつながる。従来のオルタネーターの構造を変えないよう、ICの制御機能を小型化し、立体的に配置する「3次元実装」で互換性を確保した。
まず、今年度中に発売される欧州車向けのオルタネーターから切り替えを始め、順次、世界の生産拠点にも導入していく。
日刊自動車新聞5月24日掲載
開催日 | 2019年5月23日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | ㈱デンソー、㈱日立パワーデバイス |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | デンソーニュースリリース 新開発高効率ダイオード搭載の車載オルタネーターを量産化 https://www.denso.com/jp/ja/news/news-releases/2019/20190523-01/
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