会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2019年5月20日

中国・四国 各地で交通安全イベント、命を守る 改めて啓発に力

11日から20日までの「春の全国交通安全運動」に伴い、中四国でも各地で交通安全イベントが開催された。今年は期間前の8日に滋賀県で保育園児2人が交通事故で亡くなる痛ましい事故があっただけに、関係者は改めて交通安全啓発に力を入れている。

広島県では広島県交通対策協議会(会長=湯崎英彦広島県知事)が10日、広島県庁で「春の全国交通安全運動開始式」を実施した。湯崎知事は「交通事故死亡者数は減少傾向にあるが、引き続き交通事故防止を呼び掛けていく。広島県では交通事故死亡者数を年間75人に引き下げるアンダー75作戦を展開しており、皆さんの協力をお願いしたい」と述べた。広島県警によると今年4月までの県内の交通事故死亡者数は28人で前年比11人減。このうち、高齢者が17人で前年比9人減だが6割を占めた。

山口県では交通安全山口県対策協議会(会長=村岡嗣政山口県知事)傘下の機関・団体が10日、山口県庁前で「春の全国交通安全運動出発式」を開催した。山口県や警察本部などに加え、自販連山口県支部(安井久則支部長)はじめ関係機関、団体から約150人が出席した。
当日は村岡会長が山口県老人クラブ連合会へ交通安全活動のメッセージを伝達した。さらに「2018無事故・違反コンテスト150」で優秀な成績を収めた2団体を表彰した。さらに、あおり運転防止ソング披露やステッカー贈呈、園児対象の交通安全教室を開催した。その後、白バイ、パトカーらによる出発式を行った。

徳島県では徳島県交通安全対策協議会(会長=飯泉嘉門知事)が10日、徳島県庁で春の全国交通安全運動のオープニングセレモニーを開催した。徳島県自動車ディーラー交通安全対策推進協議会(会長=藤村実自販連徳島県支部長)のランドセルカバー6415人分の寄贈に対して、飯泉知事が感謝状を贈った。
飯泉知事は「昨年、県内の事故件数、負傷者、死者数とも減少したが、31人の死者のうち、65歳以上が6割の18人を占め、高齢化が加速する今後が懸念される。同時に今年の死者数は9日まで19人と昨年に比べ11人も増えている」と、交通事故の減少を訴えた。セレモニーは、交通安全功労者の表彰式や交通安全宣言などに続き、フラッグを持つカラーガードの先導で白バイ隊の出発で締めくくった。

日刊自動車新聞5月16日掲載

開催日 2019年5月11日
開催終了日 2019年5月20日
カテゴリー 交通安全
開催地 中国・四国地区
対象者 キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界