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2019年5月20日

留学生の学費支援制度設置 トヨタ名古屋自大、今年度から ハードル下げ入学生拡大

トヨタ名古屋自動車大学校(川口浩二校長)は、2019年度より留学生に向けた学費支援「日本語能力検定認定者支援制度」を設置した。「自動車整備科(2年課程)」または「高度自動車科(4年課程)」に入学する学生のうち、基準を満たした留学生に対して学費より年間25万円を減免する。これにより自動車について学びたい留学生の入学へのハードルを下げる。優秀で熱心な留学生の採用を望むディーラーは多く、入学者層の拡大とともに優秀な整備士育成にも繋げる狙いだ。

同制度が適用されるのは、同校入学時の在留資格が「留学」であり、なおかつJLPT(日本語能力試験)で認定される5つのレベルのうちN2またはN1の認定を同校入学前に受けた学生。N2とN1はいずれも、読み書きの両面で日常生活レベル以上の日本語力を要求する難易度となる。

同制度の周知活動は同校周辺の日本語学校などを中心に18年から継続しており、運用を開始した今年度からはリーフレットなどを作成して本格的なアピールを行う。在校生の中でも暫定で8人が同制度の適用を予定している。現在、同校には中国などから来日した学生26人が在籍しており、これまでにはアジアやヨーロッパなどから134人の留学生を送り出した。今後は中国や韓国、台湾といった漢字圏のみならず、非漢字圏の学生のさらなる入学を視野に入れた学生募集を進める。

日刊自動車新聞5月16日掲載

カテゴリー 社会貢献
主催者

トヨタ名古屋自動車大学校

開催地 愛知県清須市春日一番割1番地
対象者 自動車業界
リンクサイト

トヨタ名古屋自動車大学校ホームページ http://www.toyota-tcn.ac.jp/