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自動車産業インフォメーション

2019年4月30日

APARA 18年度の用品売上高は4016億4481万円 カーエレ、バッテリーが好調に推移

自動車用品小売業協会(小林喜夫巳会長、APARA)がまとめた2018年度の用品売上高は、前年同月比0・2%増の4016億4481万円だった。品目別(既存店ベース)ではカーエレクトロニクスやバッテリーなどが好調に推移し、ホイールやカーナビの落ち込みをカバー。社会問題化しているあおり運転を背景にしたドライブレコーダー需要の増加も追い風に微増ながらも前年実績を上回った。客単価は7643円、客数は5255万3505人だった。

年度実績が前年を上回るのは3年連続。品目別ではカーエレクトロニクスが同6・2%増の308億1147万円、バッテリーが同7・0%増の189億6555万円、オイルが同0・5%増の221億1126万円、工賃が同4・0%増の896億7716万円でプラスを確保した。
カーエレクトロニクスは好調な販売が続くドライブレコーダー需要がけん引、バッテリーはアイドリングストップ車用商品などが堅調に推移した。両品目ともに2年連続の前年超えとなった。
一方、タイヤは同2・2%減の992億4111万円、ホイールは同8・7%減の154億5833万円と減少した。暖冬の影響でスタッドレスタイヤ需要が伸び悩んだことが影響したようだ。両品目のマイナスは2年ぶりとなった。

品目別売上構成比はタイヤが全体の4分の1を占める状態が続く。近年、伸長しているのがカーエレクトロニクスで、18年度は7・7%と前年度の7・0%から0・7ポイント上昇した。14年度から着実に伸び続けていたが、17年6月に東名高速道路で発生したあおり運転が社会問題になって以降、ドライブレコーダー需要が急増したことも追い風になっている。

18年度の客単価は298円増加したものの、客数は207万9782人減少する結果となった。
3月単月の売上実績は前年同月比3・6%増の365億2853万円だった。2カメラモデルが好調だったカーエレクトロニクスが同6・5%増を記録したほか、タイヤは暖冬傾向が夏タイヤ需要を押し上げ同3・9%増のプラスだった。また、アイドリングストップ車用バッテリーが好調なバッテリーも同10・6%増の大幅増を記録した。

日刊自動車新聞4月26日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

自動車用品小売業協会

対象者 自動車業界
リンクサイト

自動車用品小売業協会ホームページ http://www.apara.jp/