2019年4月30日
高精度地図を自動生成 TRI-ADが実証実験開始 衛星画像を活用
トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI―AD)は25日、高解像度の衛星画像を用いて自動運転用高精度地図を自動生成する実証実験を開始すると発表した。
米マクサー・テクノロジーズ、NTTデータと共同で実証する。東京都内の一部地域を中心に地図を生成し、実用化に向けた課題を洗い出す。
実証実験では、まず地理空間情報を集約したマクサーのクラウドデータベースから衛星画像を取得する。次に人工知能(AI)を活用したNTTデータのアルゴリズムを使用し、道路網の作成に必要な地図情報を自動抽出する。この地図データを加工し、TRI―ADがトヨタの自動運転試験車に配信する。
TRI―ADは、自動運転用高精度地図マップを参加企業と作成するオープンプラットフォーム構想「オートメーテッド・マッピング・プラットフォーム」の実現を目指しており、今回の実証実験はその一環。同社はすでにカメラで撮影したデータを用いた地図生成の実証実験を米カーメラと開始しており、実用化段階では詳細な地図を生成できるカメラと広範囲の地図を生成できる人工衛星を地図の整備やメンテナンスに併用する考え。
日刊自動車新聞4月26日掲載
開催日 | 2019年4月25日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | TRI―ADホームページ https://www.tri-ad.global/ |