ゼット・エフ・ジャパン（中根義浩社長、横浜市中区）は２３日、日本市場向けに電動小型トラックのデモカー＝写真＝を開発したと発表した。小型商用車用電動ドライブシテテム「セトラックス・ライト」を搭載した。日系商用車メーカーやフリート事業者とのビジネス拡大に活用する。

セトラックス・ライトは、モーター、インバーター、減速機、冷却システムで構成するシステム。一体設計することにより、ケーブルなどを削減し、小型軽量化を実現した。エネルギー効率、静粛性の高さを特徴としており、住宅街での走行や「ストップアンドゴー」が多い日本の道路環境に適している。
デモカーのベースは、最大積載量２㌧、車両重量５㌧のいすゞ自動車「エルフ」。システム自体は車両従量７・５㌧までの商用車に利用できる。

日刊自動車新聞4月25日掲載