2019年3月23日
グッドイヤー、発光する半透明タイヤ ジュネーブショーで公開
米グッドイヤーは「ジュネーブ国際モーターショー2019」で、発光する半透明タイヤを公開した。
米イリノイ州の博物館と共同で復元した1950年代に製作された自動走行のコンセプトカー「ゴールデンサハラII」に装着して披露した。50年代当時も同社が開発した金色に光るシースルータイヤを装着しており、約60年の時を超えて再び再現した。
ゴールデンサハラIIは、著名なカスタムカーデザイナーのジム・ストリート氏がフォード「カプリ」を改造した車両で、加速や制動、操舵の制御システムとセンサーによる自動ブレーキシステムを搭載していた。タイヤはグッドイヤーが半透明構造のネオタンを使って開発し、内蔵した発光装置によってタイヤ自体が光った。悪天候時の視認性向上やブレーキと連動してタイヤが発光する仕組みの実現を探るものだった。
グッドイヤーヨーロッパのヘンリー・デュモティエ消費財担当副社長は「当時のプロジェクトへの関わりは、われわれが自動運転社会の未来を形成する第一歩だった。再び参画したことで、未来に可能性のある商品やサービスを想像する力を強化するいい機会になった」とコメントした。
日刊自動車新聞3月20日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
---|---|
主催者 | グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー |
開催地 | ジュネーブ(スイス) |
対象者 | 一般,自動車業界 |