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2019年3月22日

三菱ふそう新本社屋が完成、先進技術部門が集結 業務効率化、職場環境も改善

三菱ふそうトラック・バスは18日、グローバル生産施設の基幹拠点である川崎工場(川崎市中原区)の敷地内に建設した新社屋「プロダクト・センター」を報道陣に初公開した。川崎地区に分散していた本社、開発部門、商品企画を含む製品関連部門を新社屋に集結させた。業務の効率化や生産性の向上、職場環境の改善などが狙い。同工場内の既存施設も改修するなど、2017年から開始した投資総額94億円の大規模リニューアルプロジェクト「キャンパスプラス」が完了した。

新社屋には自動運転、電動化、コネクテッドなど先進技術の開発部門を集結させた。人材配置の適正化やコミュニケーション強化につなげる。1、2階にフロアを構えるデザインセンターでは、デザイナーは大型スクリーンとAR(拡張現実)などデジタルツールを活用して、原寸大の車両を設計することができる。
新社屋で同日開いた記者会見には、独ダイムラーAG取締役でダイムラー・トラック兼バス部門代表を務めるマーティン・ダウム氏と、同社取締役でデザイン代表のゴードン・ワグナー氏、三菱ふそうのハートムット・シック社長らが出席。ダイムラーグループの取り組みなども説明した。
ダウム氏は川崎工場について、「ダイムラー・トラック部門の中で、技術のグローバル連携と製品開発ネットワークの重要な柱。今回の投資で商用車業界で最高の職場になった」と高く評価した。三菱ふそうのシック社長も、「プロダクト・センターはダイムラー・トラックによる日本への将来に向けた投資の一例。次の投資の出発点である」と事業展開にさらなる意欲を示した。

日刊自動車新聞3月19日掲載

開催日 2019年3月18日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

三菱ふそうトラック・バス㈱

開催地 三菱ふそうトラック・バス キャンパスプラス(川崎市中原区)
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

三菱ふそうトラック・バス ニュースリリース「Campus+(キャンパスプラス)」プロジェクト完了

https://www.mitsubishi-fuso.com/content/fuso/jp/news/news_2019/20190318.html