2019年3月19日
愛知盗難防止協、啓発ツール ブリキ缶を制作、自動車盗難防ごう
愛知県自動車盗難等防止協議会(小栗一朗会長)は、自動車盗の新手口「リレーアタック」を防ぐための盗難防止啓発ツールとして、同協議会オリジナルのブリキ缶を愛知県警察と連携して制作した。同ツールは5日に開かれた同協議会総会の場で発表。ブリキ缶は錫を使用した直径10センチ、高さ4センチほどの大きさで、缶の蓋の上に「愛車のキーはしっかり管理」と記載した円形のステッカーを張り付けた。缶の中にスマートキーを入れることで、自動車盗が利用する微弱な電波をシャットアウトする。
リレーアタックは、スマートキーから漏れる微弱な電波をキャッチして送受信機に中継することで、スマートキーがクルマの近くにあるような状況を作り出してドアロックを外す盗難の手口。愛知県警もこの手口について重く受け止め、官民一体となって盗難防止に取り組む構え。同協議会と同県警は、県民の防犯意識を高めるイベントなどにオリジナルブリキ缶を活用し、県民が愛車を守るきっかけにしたいと意気込んでいる。
愛知県の大村秀章知事も総会後の懇親会で「多くの方の尽力で、自動車盗難をピーク時の10分の1近くまで減らすことができた。引き続き皆さんと一緒に大事な車を守っていきたい」と述べ、同協議会と一体となって盗難防止に取り組む姿勢を示した。
日刊自動車新聞3月15日掲載
開催日 | 2019年3月5日 |
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カテゴリー | 社会貢献 |
主催者 | 愛知県自動車盗難等防止協議会 |
開催地 | 愛知県 |
対象者 | 一般,自動車業界 |