自動車産業インフォメーション

UDトラックス、30年めどに先進工場

2019年3月14日

UDトラックスは、2030年をめどにCASE(コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化)と産業構造の変化に対応する先進工場「スマートプラント」の実現を目指す。現在、埼玉県の本社・上尾工場にウェアラブル端末などIoT(モノのインターネット)技術を導入するトライアルを実施。作業の効率化や合理化を進めるとともに、従業員が安心・安全に働くことができる環境づくりを進めている。同社は30年までに大型トラックの完全自動運転と電気自動車の量産化を目指すロードマップを掲げており、これに呼応したモノづくり体制を構築する。

■上尾工場でトライアル
スマートプラントの実現に向け、上尾工場ではさまざまトライアルを進めている。昨年からは塗装の前工程において、作業員がスマートウォッチを装着し、あらかじめ設定した標準時間内に作業ができるかを確認している。また、作業内容が手元で確認できる機能などを盛り込み、使い勝手などについて作業員の意見を集めている。

ウェアラブル端末は、エンジンやトランスミッションのリビルト工場でも導入する。スマートグラスを活用し、ヘッドマウントディスプレイに部品番号などを表示することで、古い仕様の部品でも容易に作業できるようにした。また、コンピューターの入力などデスクトップ作業では、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を活用し省力化を図っている。

IoTは商品出荷後の流通過程においても導入する。主力大型トラック「クオン」のコネクテッド機能を活用し、工場出荷後から架装メーカーでの作業、顧客に納車するまでの工程を管理。出荷から架装への物流を最適化することで、納車までのリードタイム短縮につなげる。

スマートプラントに向けたトライアルは昨年からスタートし、効果測定を行ったうえで1~2年内に具体的な方針を示す考え。まずはソフト面で改善を図り、大型投資については完全自動運転と大型フル電動トラックの量産化を目指す「風神雷神―ビジョン2030」の進捗状況に合わせて検討していく。
ボルボ・グループ傘下の同社は、電動化や自動化の開発効率化を進めるため、グループの技術リソースを活用している。一方、UDトラックスは、国内で培った合理的で精度が高い“日本のモノづくり”をグループ全体で共有できる取り組みも進める。

日刊自動車新聞3月9日掲載

開催日 2018年4月23日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

UDトラックス㈱

開催地 同社上尾工場
対象者 自動車業界
リンクサイト

UDトラックス、2030年に向けて完全自動運転・大型フル電動トラックの量産化へ 2018.04.23 発表

https://www.udtrucks.com/japan/news-stories/news/ud-press-releases/20180423innovation-roadmap-launched

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